Sydney, 2009年2月17日, AEST (ABN Newswire) - 昨日のアジア主要市場は大半が値を下げて取引を終えた。東京の株式は経済の大幅縮小データにより打撃を受けたが、上海総合は政府による更なる経済刺激策への希望を背に他のアジア市場を上回った。これにより香港の株式も引き上げられた。
いくつかの喜ばしくない売上報告による影響を受けて、今日の台湾と香港の株式は値を下げて取引を開始した。苦境に立つ米国自動車メーカーが米国政府へ再編計画を提出する締め切りを前に投資家たちが警戒を強め、東京市場では下落の流れが続いた。
アジア経済ウォッチ
Standard & Poor's は、韓国の経済が今年約3.5％縮小するものと予測している。一方、野村ホールディングスは韓国のGDP見通しに対し1ヶ月で2度目となる引き下げを行い、同国経済が2009年に6％縮小すると語っている。
Standard & Poor's はインドの財政状態が悪化に転じたことを指摘し、今後数ヶ月間のインドのソブリン格付けを格下げした。
日本の内閣府は同国のGDPが大幅な下落を記録したことから、5ヶ月連続で経済評価を下方修正するものと見られている。
企業ニュース
日本の巨大商社である伊藤忠商事 (TYO:8001) は、中国の衣料品メーカー Ningbo Shanshan Group Co. の株式を1億870万米ドルで購入することに合意した。伊藤忠はその株式を Shanshan Holdings Ltd. から取得する。 Shanshan Holdings Ltd. は Shanshan Group において同社が保有する株式の25％を伊藤忠商事へ、別の3％を Itochu (China) Holding Co. へ移す予定である。
全日空 (TYO:9202) は航空旅行の需要を刺激するために、国際便において4月に燃料サーチャージを平均89％カットすることを計画している。
台湾に基盤を置くコンピュータ製造業者 Acer Inc. (TPE:2353) は携帯電話市場への参入を発表し、同社初の高性能携帯電話ラインナップとなる8機種の「スマートフォン」を公開した。
Singapore Airlines (SIN:C6L) はさらなる便数削減や人員コスト削減についての労働組合との交渉を行わざるを得なくなった。そこには従業員による無給休暇の受け入れ、早期退職、労働日数の削減や給与削減の導入などが含まれる。
Vale (NYSE:RIO) 、 Xstrata (LON:XTA) 、 Rio Tinto (ASX:RIO) など8グループの入札者たちがモンゴルの重要な20億米ドルでの Tavan Tolgoi 炭鉱開発へ計画を提出した、と市場関係者は語った。
CNPC (Hong Kong) Ltd. (HKG:0135) はガス事業拡大の一環として、 China Natural Gas Co. における株式51.01％を4億3,520万元で購入する予定であると語った。 China Natural Gas は China National Petroleum Corp により一部保有されている企業である。
Ping An Insurance (Group) Co. of China (HKG:2318) は、同社の信託部門が Compagnie Financiere Tradition of Switzerland (SWF:CFT) との金融仲買ジョイントベンチャーを立ち上げたと語った。
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